ブルーキャニオンゴルフクラブは合計36ホールあり、キャニオン、レイクの両コースからなる、起伏に富んだ極めて雄大なコースで、上級者向けに設計されている。
このキャニオンコースはアジアを代表するコースの一つとして評価が高い。
もともとスズ鉱山とゴム農園の跡地だった土地に、2つの大きな池、樹木、谷、小山、湿地帯などの自然の特性を最大限に生かし、景観の美しい、戦略的なホールが数多くレイアウトされている。各ショットとも正確なショットが要求される。それというのも前方に待ち受けるナチュラルハザードが見事というほどに戦略的に配置されているからだ。各ホールは全て自然と調和しておりとても美しく、ゴム林で完全にセパレートされている。
国際的なトーナメントがよく開催されている。過去2度行われた欧州男子ツアーの「ジョニーウォーカークラシック」の1994年の優勝者はグレッグ・ノーマン、1998年はタイガー・ウッズ。
日本人の加藤嘉一氏が設計したことでもよく知られている。キャニオンコースとレイクコースがあり、人気なのはタイランドオープン、ヨーロピアンツアー、ジョニーウォーカークラシックも開催され、あのタイガーもプレーしたキャニオンコース。
キャニオンコースはバンコク周辺のコースとは違いアップダウンあり、フェアウェイのアンジュレーションあり、高さのある木がコースをセパレートしているので錯覚でフェアウェイが狭く見える。決してすごく狭い訳でははないので落ち着いてティーショットを打てるかがキモ。ボールをかなり正確にコントロールできないと難しく感じるレベル。特にティーショットを曲げると木が多くリカバリーが非常に難しくなる。
グリーンは速くはないもののなかなか難しく、初めてのプレーでは読み切ることはほぼ不可能だとか。キャディでも読めない場合があるのはタイらしい。
2023年末にコースのリノベーションが完了。コース全体の芝の改善、そしてグリーンがさらに難しくなったとか。
名物ホールはグリーンを狙いにいけるがプレッシャーしかない崖越えティーショットの13番、高低差が激しく池が大きく絡む14番打ち下ろしパー3、タイガーがここは難しい!と言ったという17番パー3。そしてクラブハウスに向けてストレートな18番と見どころ沢山。
13番と18番にはタイガーのショットの石碑も。個人的には9番のパー5もティーショットが難しく、外せない。
プレーが終わった後の軽食はどれも街で食べるのと同じくらいの財布に優しい価格設定、そして美味しい。プレーだけではなく終わった後の食事もマスト。
が、正直ファシリティは古く、シャワーとロッカーはイマイチ。あまりおすすめできないが、一応ホテルも併設させているのでパッケージもあり。ホテルはエレベーターなし、ポーターもいない。
また、練習場は距離表示がなく、営業終了前にスタッフは帰ってしまう。