2番コース：オーストラリアのサンドベルト地帯にある難易度の高いゴルフコースを真似してできたコースです。このコースを設計する時に、極めて深いバンカーや、フェアウェーとグリーンより高くなり、しかもリップをなめて外しやすいカップを特徴とするロイヤル・メルボルンやキングストン・ヒース、そしてメトロポリタン・クラブなどのコースからは多大なインスピレーションを得ていたというのです。いくつかのバンカーはターフに囲まれるような従来のスタイルで設計してありますが、自然のジャングルとの間には明らかなエッジラインがないため、自然に近い風景となっています。また、起伏の激しいグリーンと四角形のティーグランドもこのコースの変わったところです。ついでに、メインに植えたユーカリの木もオーストラリアのコースから得た発想です。このコースでは、グリーン以外の地形は起伏が緩やかで、ある所はほぼフラットなので、大量な芝生に覆われたフェアウェーは大きい落下範囲と十分なスイング軌道を許せる広さを持っています。広々としたサンドベルトトレイル・コースではグリーンとティーの距離はより近いので、ほかのコースと同じように、乗用カートを使わずに徒歩でも完成できるコースとなっています。

3番コース：19世紀末から20世紀初期までのいくつかのクラッシクなコースを参考に作られたコースです。自然に戻るような気分をもたらすレイアウトに加わって、生い茂った木々をできるだけ壊さないように、地形の本来の姿のままで設けられたホール、いずれも独特なイメージを与えてくれます。また、ユニークな設計の大部分では一風変わった幾何学的な形、或いは奇妙でごく古いスタイルを取っています。クラシック風のデザインにこだわることが明らかに分かるこのコースを作った時に、設計者はナショナル・ゴルフ・リンクス、フィッシャーズ・アイランド、メードストーン、シカゴ・ゴルフクラブ、そしてガーデン・シティなどの有名なコースからたくさんの発想を得ていました。びっくりするほどの突き出た小丘、深いポットバンカー、シャープなエッジ、狭い尾根、ブライド・ショット、枝編みのバスケットがあるグリーンの近くに設置された長くて狭いバンカーなど、自然にできた景観と鮮明な対照を成しているところはたくさんあります。今のゴルフ界では、現代風のコースは主流ですが、デザインのマンネリ化は避けられないです。従来の手作業を手本とするユニークなデザインを存分に使ったこのコースはそれらと違って、目新しい感じを与えています。250エーカーを超えるこのコースではお客がくつろげるための場所をたくさん用意しています。緑に囲まれながら、自由に歩けます。ここでプレイするのはどんなに素晴らしいことでしょう。